華やか哉我が一族の方は、ただいま博ルートで11月くらいまでいったのですが、正直、ずっと同じゲームばかりで飽きたので、花帰葬(psp版)を購入し、そっちの方を今メインでやっています。みたエンドは、「無為の咎人」、「羊水のひかり」、「白花埋葬」、「約束」、「てのひらの先に」、「遠く、不断に」、「約束Ⅱ」と、プレイした方はお分かりの通り、ベストエンドも見てないんですが、エンド数が多いので1つ1つのエンドに関する想いが途切れない内に中盤感想ということにさせていただきます。
※ここから先は、ネタバレを含みます。
ゲームは、主人公・玄冬が記憶を失い、旅の連れであると名乗る花白と一緒に旅をすることから始まります。記憶を失っていますから、当然花白のことも覚えていないのですが、それでも玄冬に絶対の信頼をよせる花白の想いもあり、この序盤は掛け合いが非常に楽しいです。このゲームはほぼ全部会話ですが、声優さんたちの演技もあり、実に自然体の会話を楽しむことができます。
しかし、物語が進むにつれて見えてくるのは、花白の暗い部分。誰かに追われる花白は、その理由をはっきりとは明かしません。次第に花白だけではなくて玄冬自身も追われていること、どうやら「玄冬」は忌むべき存在であるようだとわかるわけですが、花白はそのことを否定。花白は、玄冬が自分のことをマイナス方面に捉えることを過剰なまでに否定します。ですが、ついに2人は捕まり牢獄へ入ってしまう……ここらへんまでが、共通でしょうか。
牢獄で「諦める」を選ぶと「無為の咎人」エンド。実は、このエンドを好きだったりします。題名の通り、何もしないことが罪になるという玄冬と花白の秘密の一端がみえるエンドでもあり、個人的には、玄冬達を捕まえた銀朱と玄冬の会話がとても切なくなるものでもあります。抵抗を諦めた玄冬に戸惑い、静かに自分の本音を吐露する銀朱のその迷いが辛いのです。銀朱は、民のためと常に真っ直ぐな人ではあるのですが、別に他者を理解しないわけではない。他者のことを理解して、それでもその道を選んだ人ですから、その人が迷うというのがどんなにか辛いことか、私の文章力で少しでも伝えられるといいんですけれど。
諦めないと話は続き、黒鷹という謎の人物が助けに来てくれます。彼は、玄冬の育ての親でもあるのですが、飄々とした雰囲気とは裏腹に玄冬を心配するその気持ちが温かく、だからこそ大抵のルートでは辛くなります。
黒鷹と会ってからの選択肢で分岐する「羊水のひかり」、「約束」、「白花埋葬」は結論的に言えばバッドエンドですが、エンド1つ1つに一杯思い出があります。「羊水のひかり」は、私が最初に出会ったエンドで初めは意味不明でしたが、今思うと花白の育て親である白梟の、自らを作った主に対する忠誠心が痛いほど伝わるものです。「約束」は、花白ふざけるなよ!と思いつつも、花白が玄冬を好きだったのは決して自分の立場から逃げたいという我侭だけではないこととか、自らが選んだ道を本当は常に後悔していたことを考えると、責めきれないモヤモヤがのこります。「白花埋葬」はその中にも甘酸っぱさというのか、不思議なものを感じさせてもらいました。玄冬を信頼する黒鷹の想いや、無意識に約束を思い出す玄冬が、嬉しいんだけどこの世界では罪深いんですよね。こうやって書き出していると、各キャラとも印象が強くてビックリ。全クリしたら各キャラの考察とかやってみたいです……需要はなさそうですが。
「てのひらの先に」はベストエンド前の選択肢で分岐するエンドですが、黒鷹&玄冬のコンビが好きな私にはたまらなかった! 選択の前に黒鷹が玄冬の幼少時の話をしてくれるのですが、2人の間の絆と優しい黒鷹には床をゴロゴロした。そして、どんな選択をしても玄冬を尊重してくれる黒鷹が大好きです。といっても、話としてはこれはバッドエンドなのでもう片方の選択肢にしないと進まないわけですが……まだベストエンドは迎えていないにしても、基本的にエンディングが流れるエンドは、私に優しくない仕様らしいです。
鳥ルート(と攻略サイトで呼ばれてた)は、黒鷹や白梟など人間ではないもの達サイドに要点を置かれていますが、1つ声を大にして言わなければならないことがあります。エンディングが流れる「遠く、不断に」は確かにグッドエンドくらいですが、「約束Ⅱ」こそ犠牲を強いなければ遂行できない世界の残酷さをよく表したものであり、その中でも惹かれあうものの尊さと未来への期待と不安を表した良エンドであると! 「遠く、不断に」は開放された笑顔と温かみがありますが、でも結局は大切なものを失っている自覚がないだけじゃないかとなじりたくなります。幸せって「忘れる」ことと同義ではないんじゃないのか? じゃあ「約束Ⅱ」が幸せなものであるかというとそれはないんですけどね。言うなれば「遠く、不断に」は今の開放を求め、「約束Ⅱ」は未来への希望をつくったというところでしょうかね。
……中盤までの感想、しかもストーリーと迎えたエンドに関してしか書いていないはずなのに何故こんなに長くなってしまったのだろう。自分が思っていた以上に伝えたいことが多かったようです。ダラダラとすいませんでした。
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