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2010年5月

2010年5月19日 (水)

桜蘭高校ホスト部16

桜蘭高校ホスト部 16 (花とゆめCOMICS) Book 桜蘭高校ホスト部 16 (花とゆめCOMICS)

著者:葉鳥 ビスコ
販売元:白泉社
発売日:2010/04/05
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お金持ち学校の御遊戯的な部活・ホスト部のメンバーのお話。設定はギャグっぽいし、実際ギャグが大半だったんだけど、最近の展開は、普通に重たいので注意。

ハニー先輩とモリ先輩が卒業ってそういうオチかい!とつっこみたくなったのは私だけじゃないと思うけど、きっと作者は環の話をすすめたかったんだろうなあ。もう色々と不毛な展開になりすぎている気はするけど。

本邸に入れるようになったのは喜ばしいことでも、結果的にホスト部の皆と距離が開いてしまったのは、環のことを思うと何がいいのかわからないね。しかも、本邸に入れたのも、認められたというより利用されているという感が強くて、前がどんよりと重たいです。

環とハルヒの関係はいい加減どうにかならないのか。2人の天然だけで片付けられないトラウマ交じりの鈍感さに、仕方ないとはいえ流石にちょっとイラついてきた。こんなにも、両思いフラグがずっと立っているのに、どんどん離れていくのが苦しすぎる。静観モードに入った双子達も不憫だ。幸せを祈っても生殺しって辛いだろうに。いっそ、ハニー先輩がちらっと言ったように、どこぞの魔王様が奪い取っちゃえばいいよもう! こんな関係じゃ皆辛いはず。でも、お互いを意識しているけど、空回りしているあの甘い雰囲気は嫌いじゃないんだよなあ。

本編のカップルが不安定すぎるから、ハルヒ父と母のお話はとても和みました。色んな笑顔や可愛い仕草に妙に惹かれるんだけど、それを心の中でおさえようとするハルヒ母が可愛すぎます。ごちそう様でした。

次回予告をみても、次も重たそうで……個人的には初期のギャグテイストが好きでした。夏に、ハルヒがバイトしてたら、ホスト部メンバーがおしかけてくる話が、ちょっと双子の嫉妬も表したりしていて、お気に入り。

とりあえず、皆が幸せになってくれればいいと今は心から思います。

黒子のバスケ6

黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス) Book 黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス)

著者:藤巻 忠俊
販売元:集英社
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かつて帝光中には、「キセキの世代」と呼ばれるバスケの天才達がいた。その内の1人であり、本来幻の6人目・黒子テツヤは誠凛高校バスケ部に入り、火神大我と出逢う。彼の底知れぬ可能性に惹かれた黒子は、一緒に全国一をとることを目指すが……今回は、キセキの世代3人目・青峰大輝のいる桐皇学園との戦いです。

青峰の圧倒的な力にどこまでくいついていけるのかが本筋なわけですが、まあ、本当にこいつ等は規格外すぎたという話。桃井には作戦を読まれ、それでもそれを覆す1年生2人には熱いものがこみ上げてきますが、そこで出てきた青峰が野生的な力で一気にグシャグシャにしていくわけだから、たまったものじゃない。

でも、その中でも火神が見せた成長、そして何よりチーム全体の諦めの悪さには感動しました。たとえ、ボロボロになっても、諦めるのはイヤだと青峰に正面から喧嘩売った黒子カッコいいよ黒子!

キセキの世代の中でも、黒子って特殊な位置というか一芸的な役割もあったんだろうけど、そんな中でバスケに対する情熱が垣間見えたときに思わずニヤリとしてしまう。無表情だからって何も考えてないわけじゃないんだよね。

にしても基本、キセキの世代ってやけに黒子を可愛がってる気がするんだけど、何だかんだで1番執着してるのは、光と影の立場にいた青峰なんじゃないかな。俺のものにならないなら、力でねじふせてやるという俺様臭が半端じゃないです。でも、そこが好きだったりする自分もいて、心の中では、デフォルトで様付けです。

これから誠凛がどうするかも勿論気になるけど、個人的には中学時代のほのぼの番外編も読みたかったりする。黒子は絶対、キセキの世代内で何かやっても早く帰ろうろして、黄瀬とかにシェイクや本で釣られていたと思うんだ(ニヤニヤ)

ようやく、次から「黒子のバスケ」が始まる気がするなあ。正直、初めに試合を重ねたのも、ジャンプでそこそこの人気を取らなければならないという現実があったからのも大きいと思うし、そう思うとこれからが楽しみです。

2010年5月 4日 (火)

蒼い鳥

蒼い鳥 (ルナノベルズ) Book 蒼い鳥 (ルナノベルズ)

著者:杏野 朝水
販売元:ムービック
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登は、一見ごく普通のようで中身はぐちゃぐちゃな、そんな家庭環境の中で、核心にはふれずに上辺だけの平穏を求め、ただ1人暮らしの準備を始めていた。そんな折、その一環であるバイト途中で、同級生・亜沙人に出会い、助けてもらった代わりに彼の家で食事をつくることになる。華やかな彼の暗い部分に触れるうち、登は段々とひかれていくが……

ううん、良くも悪くも不安定なお話。登の性格がちょっと掴みづらくて、特に中盤までの、亜沙人に対する感情の変化は、ちょっと納得できなかったな。でも、それが中盤以降になるとそれ以上のものが出来てしまうので、終盤はそこまで気にならなかった。全体的にまとめると、稚拙な部分も多いけど、どこか人を惹きつける部分もきちんと書けている、今後に期待したい感じでした。

正確に言えば「好き」になるまでの、冷たい関係から少しずつ穴が開いていくのは好きでした。夕食を作るときのあの甘い雰囲気とかたまらん。だからこそ、正反対の2人の関係性は、本当に惜しいんだよね。個人的には、「俺なら彼のことを理解することができる」とか、登が思考の暴走をしてしまったあたりからが大分駄目。そこらへんが丁寧に書けてれば、傑作の仲間入り……は失礼だけどないか。でも、良くなったはず。

心情の変化についてはそんな感じだけど、その後の、秘密を知ってしまった登の行動を止めようとする亜沙人の必死さとかは、ありありと浮かんできた。全体的に後半は、かなり鮮やかに映像が浮かんできたから、勿体無かったな。

形は違えど、背反する感情に悩まされる2人がどこに行き着くのかと若干心配したんだけど……うんまあ、正直私はこういうラストがあまり好きじゃない。でも、2人が幸せならそれでいいよ、とお茶を濁してみる。

しかし、亜沙人の友達で、登と同じクラスの伊藤は、あとがきを読むと本気で不憫な奴だったなあ。本編でも、伏線はあったけど、あっさり終わっていたから気のせいかと思ってた。

私としては、彼がもっと関わってくれるとワクワクして読んでたら、意外とスルーで肩透かしをくらった気分なのに、あとがきで作者様がさらっと言っちゃってたから吃驚だよ。

あと、表紙の題名の意味は結局、よくわからなかった。一応、候補としては「青い鳥」を象徴している、すなわち互いの幸せへのキッカケがなんなのかを表しているのかなとも思ったりしたんだけど。

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