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2010年3月25日 (木)

GJ部

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫) Book GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

著者:新木 伸
販売元:小学館
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噛み癖がある強引ぐマイウェイな部長・天使真央、ゲームの天才・紫苑、部長の妹であり天使の心を持つ恵、いつもお肉を食べている不思議なおねえさん・綺羅々、そしてGJ部に引き込まれた無個性主人公・四之宮京夜ことキョロ達の日常の1コマ。

これは新しい。駄弁りが主体のお話と聞くとまず思い出すのが生徒会シリーズなんだけど、これはきっかり4ページのお話が36本で、キャラの掛け合いを楽しむというより、日常の何気ない事で、時折くすっとくる。

結局の所、この部活が一体何なのかということははっきりしないまま、始まり、終わるのですが、ショートストーリーが楽しいから、さして気にならなかった。個人的には、話が重なるにつれ、紫苑の天才ではあるけれど、常識にかけているところや、恋愛方面では可愛らしい反応をしてくれるところがみえてくるのが好き。

しかし、ここまで無個性な主人公も珍しいんじゃないかと思う。キョロは若干天然はいってるかなと思うくらいで、後は本当に平和主義のほのぼの高校生。好きではないけど、嫌いになる要素が全く無い、ああクラスにこんな奴いるよねと思わず納得してしまった。GJ部の皆さんは色々形は違えど、キョロに対して好感情を持っているはずだけど、キョロの反応が実に無個性を絵にかいたようなもので、ほのぼのしたやりとりに和むことはあっても、羨ましくはならなかった。

どんな事でも美談にみえる天使フィルターを持つ恵、偉そうなちびっ子にしかみえない真央の逆転した姉妹のやり取りや、大体ゲームをずっとやっている紫苑、綺羅々のマイペースな行動は、不思議と部内で調和していて、楽しそうだなーと自然とほのぼのしてしまう。

……あ、でもね。あとがきの作者の意見には、真っ向から対立するな。私は、日常のゆるふわより、ストーリーがしっかりしている作品の方が好みだ。むしろ、作品の中のほのぼのは後に続く展開の、休み部分だと思っている。うんまあ、ただの私の好み以外の何物でもないんだけど。

こういう形の作品もアリだと思う。是非、続きを出して欲しい。

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