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初めまして、雨宮詩歌といいます。このブログでは、主にライトノベル、時折漫画やゲームの感想を書いてます。ライトノベル以外の本の感想もちらほら。面白い本があったら是非教えてください。わざわざ記事にするほどでもないお知らせもここで。

遊びにきて頂いてとても嬉しいですが、ただ今、休止中です。詳しくは、下の記事をどうぞ。

2012年2月26日 (日)

お久し振りです

約1年ぶりですかね……

大学受験のほうですが、先日第一志望の国立を受けて、後は結果待ちです。第二志望の私立の方に合格していまして、とりあえず浪人しないで大学生にはなりそうなので、まあ一段落というか。いや、第一志望の試験は詰みましたけどね! 大学受験についてしたい話は色々あるのですが、多分9割がたつまらないので、とりあえず割愛します。

ええっと、受験もあってすっかりライトノベルやその他本類から離れてしまった(手持ちの物もかなり売っちゃいました)ので、しばらくは本の読み直しをして、感想を書いていないものは書いていこうかなと思っています。まるマシリーズとかほとんど書いてないですし。

それと、ツイッター始めました。後でリンクをはりますので、気軽に声かけてみてください。名前も詩歌をそのまんま使っています。ただ、ツイッターでは、自分の趣味を露呈させてしまっているので見苦しいかもしれません。

では、これからもよろしくお願いします。とりあえず自分は、感想サイトを1年間分回ってきます!

2011年3月30日 (水)

何かを得る為には、何かを捨てなければならない時もある

ちらほらと言っておりましたが、この記事をもってこのブログは1年間休止させていただきます。

理由は、管理人の大学受験のためです。この1年も忙しかったですが、自分の今の能力ではあと1年がもっとキツイものになると判断しました。

正直、私の家庭は楽な方ではありません。第一志望は国立大にして、私立もセンターで全てとれるくらい……と分不相応な望みを持っています。

このブログは私にとって本当に大切なもので、辛いことがあったときも、皆さんにお見せする感想で、少しでもそれ自体が持っているよさをわかって欲しいと思いながら書いていると元気が出てきました。時には、分不相応に書けないときもありましたが、そんな時も含めて、大切な思い出です。

「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」シリーズだけは……とも言ってましたが、考えた結果、そんな勝手なこともないんじゃないかと思いました。そのシリーズのほかにも読んでいる作品はあるのに、それだけを中途半端だからという理由だけで書き続けるのは、このブログを書き続けたい私のエゴです。更新率が低くなっても書けるときに書いた方がいいんじゃないかとも思いますが、中途半端に何かをやるよりは、この1年、頑張ってみたいと、そう決意したのです。

今迄、こんなブログを見にきてくださったり、感想をリンクページにはってくださったり、月並みな言葉ですが本当にありがとうございました。他の感想サイト様ともあまり接点をもてませんでしたが(勝手に尊敬しているサイトしかありません……)、大学生となった暁には、できたらオフ会にも参加してみたいです。

絶対に合格して、皆様にその旨を報告します。ですので、勝手なお願いだとはわかっていますが、あと1年待っていてください。待っていて「欲しい」のではなく、待っていてください。

それでは、重ねてありがとうございました。これを読んでいる貴方に最大の感謝をこめて、ここで終わらせてもらいます。

                                                雨宮詩歌

2011年3月23日 (水)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の支柱は絆

数年前の誘拐事件の被害者・まーちゃんと、加害者の息子であり、被害者でもあるみーくんの話。何者かによって骨を折られ、懐かしの地下室に閉じ込められることになったみーくん。未だ密室屋敷に囚われている伏見を助け、まーちゃんを直すために、何とか密室屋敷へと戻ろうとするが……

誰が普通で、誰が普通じゃないのか。普通からくる異常性とその反対が楽しかったです。勿論、ずっと普通の子もいたりしましたし。

みーくんがどんなに軽口を叩こうとも、嘘をつこうとも、バキバキにされた体の痛みとかつてのトラウマは残っているはずなのに、懸命に足掻く姿に感動した。暗い中で見る夢は、過去を刺激するような悪質な妄想で、精神が蝕まれていくような状況で、彼はよく歩き続けたと思う。

だからこそ、密室屋敷に戻って直ぐに、殺人事件が進行していることや、伏見が閉じ込められているという厳しい現実にはひいてしまいましたが。人を壊したことはあっても、殺したことはないんだ、と鍵が行方不明な部屋に閉じ込められる伏見を何とか助けようとするその姿こそが本来の彼なんだと思う。いつもは、色んな嘘で塗り固めているから中々見えないけれど、甘いといってもいいレベルで優しすぎる。

伏見救出イベントの次の犯人当てで、本来ミステリーものというのは解決するはずなのに、このシリーズは終わらないところが辛いよね。むしろ、犯人を糾弾することで、目を背けていたはずの事実を浮かび上がらせ、犯人の異常性を肯定してしまうようなものなんだから。正常な思考のゆえの異常性って本当に怖い。元からちょっと変わっている誰かさん達の方がおかしいはずなのに、それが逆転してしまうんですから。といっても、その「正常」は何?っていう話でもあるんですが。

益々みーくんに依存する伏見とのラブ会話に唯一ニヤニヤしたりしながら、みーくんが引き起こしてしまった事件には、複雑な思いを抱かざるを得ない。悪意って、重い。

しかし、大江湯女はいい性格をしていますね。彼女の甘さが届く範囲は狭すぎるから、みーくんとはそこが違って怖い。読者としては、みーくんとの会話は純粋に楽しいんでいいんだけどね……

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望

数年前の誘拐事件の被害者・まーちゃんと、加害者の息子であり、被害者でもあるみーくんの話。幼児向けの番組で、みーくんの顔を書こうとしたまーちゃんは、自らの矛盾に無自覚に気付き、壊れた。本来みーくんではない「僕」をみーくんと認識している、その破綻に耐えられなかったのだ。まーちゃんを直すために、みーくんは元の家へと向かうが、そこは大江家なる一家が引っ越してきていて……

嘘でがんじがらめになっているから、簡単に壊れてしまうみーくんとまーちゃんの関係を、何とか繋ぎとめようとするその刹那さが辛い。みーくんではない僕とまーちゃんの関係は、ひどく遠く、嘘をつき続けることの罪と罰を思い知らされた。

伏見柚々をお家探索メンバーに加えたりして、数年ぶりに戻った家には新たな一家がこしてきているという、当然のようでいてちょっと不気味な話。なにせ、みーくんの家というのはかつての誘拐ごっこが行われた現場でもあるのですから。ですが、話を聞いてみると、どうやら大江家のお母さん・大江景子が事件のファンだということで、その延長上で、みーくんと伏見はもてなされ、屋敷探索の権利の代わりに、夕飯への参加を提示されます。

大江家の他の面々というのは、2人の使用人、お父さん、息子1人、娘3人ということですが、閉鎖的な環境のおかげで、息子さんや娘さんがどこか皆おかしい。親の言うことを犬のように聞く息子、みーくんにそっくりな娘、全ての物事を反対に言う娘、普通のようで常識が欠如している娘。1つ1つの破綻は見過ごせるはずだったのが、あれよあれよという間にみーくんと伏見にもお泊りが提示され、そして一夜あけると、人が死んでいたのは……誰が悪いんだろうか。

屋敷は施錠され、窓には鉄格子が嵌っている。いわば、犯人とその他の人が仲良く密室にいるということで、誰が犯人なのかという雰囲気が漂うのは当然の話。ただ、大江家の面々というのは皆どこかおかしいから、普通のことを言っているはずのお父さんの欲望が透けて見えたりして、ゆるやかに破滅に向かっていくんですよね。精神的にも物理的にも磨耗が進み、人の醜さが浮かび上がってくるのが怖い。

そんな中でみーくんはともかく、伏見はごく普通の精神の女の子なので、誰かが殺され、自分たちが静かに迫害される状況が怖くて仕方がない。それを何処か冷静にみて、「ああ、これが普通なんだ」と実感するみーくんが印象的でした。その不安さをみーくんに依存したりして、中々ラブな雰囲気が流れつつも、わざとか意識的にかそれを回避するみーくんにニヤニヤ。そういえば、この子たちは高校生なんだったという話。

みーくんの浴衣姿にも想像からニヤニヤさせてもらいました。えーっと、情報を集めるとみーくんは割と線が細い中性的な感じなんでしょうかね? 凄く見てみたかった(本気)。

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2011年3月19日 (土)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生

数年前の誘拐事件の被害者・まーちゃんと、加害者の息子であり、被害者でもあるみーくんの話。今日は楽しいバレンタイン!ということでまーちゃんから年期の入ったチョコレートを貰ったりして、いつもどおりの日々を過ごすみーくん。命の危険を避けるために、まーちゃんにダイエットを薦めたツケでジョギングに付き合い、案の定寝てしまったまーちゃんを背負った帰り道、死んだはずの妹に会った。奇しくも町では惨殺死体事件が発生しており、妹は何故か血まみれの格好をしていて……

妹可愛いよ妹! ただし、自分の妹にはしたくないですが。モテモテっぷりを示すみーくんにまたもハーレム要因が増えましたね……嘘と本当で半々くらいでしょうか。

冷蔵庫? なにそれ美味しいの? とばかりに何年も常温保存をしたチョコレートを笑顔で差し出すまーちゃんの無自覚鬼畜っぷりは半端じゃないです。断ったりしたら血みどろの惨劇が繰り広げられるし、食べたら体が不調を訴えてきそうな状況で、できるだけ最善を尽くそうとまーちゃんの体に言及したりして、その結果、妹と奇跡の再会を果たすとは、みーくんも不運なものですね。いや、これも裏返しかな?

まーちゃん以外のチョコレート要員にもニヤニヤして、みーくんのジゴロっぷりを堪能するのも束の間。目下行方不明中のはずの腹違いの妹は、みーくんが兄ではなければ制御できないような暴れ馬ですが、暴力や暴言でさえもまーちゃんに比べたら……と読者にまで低いハードルを暗に強制して、妹の可愛さを描く作者は流石ですね。色々感想が間違っている気がするのは気にしないよ! そして、包丁を突きつけられてなお、大人な対応なみーくんも流石。まーちゃん経験値がだいぶ溜まっている恩恵でしょうか。

そして、動物が惨殺される事件だったはずが、殺人事件に発展し、その被害者がみーくんが所属する風紀委員でバカップルを運営していた委員長だったわけで。恋人の副委員長が人間として大切なものを失ってしまうのを眺める一方で、まーちゃんを巻き込まないように妹と交流をはかりつつも、後輩の風紀委員とも曖昧なお近づきをしたり、部活動に励んで部長と交流したりとみーくんの学校での立場というのにスポットがあてられた巻でした。まあ、女の子とあまり仲良くしすぎるとまーちゃんから愛の鉄槌が飛んできたりするので、学園生活を堪能はできませんが。

しかし、妹が最後にみせた信頼が今回は1番印象的でした。身勝手でもあり、すごく純粋でもある子なんですよね。色々な行動も、最後の言葉を読むと許してしまえる気がするから不思議です。勿論、まーちゃんのベクトルがずれた愛の一途さも印象的でした。

ちなみに、私はアマチュア無線部部長の伏見柚々派なんですが、彼女の魅力については、4・5巻でまた。

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